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JAバンク神奈川における地域密着型金融の取り組み状況(令和7年度)
JAバンク神奈川(神奈川県内JAおよびJA神奈川県信連)は、農業と地域社会に貢献するため、令和7年度~令和9年度JAバンク神奈川中期戦略に基づき地域密着型金融の推進に取り組んでおります。
1 地域の活性化のための融資を始めとする支援
(JAバンク神奈川の農業メインバンク機能強化への取り組み)
JAバンク神奈川は、地域における農業者との結び付きを強化し、地域を活性化するため、次の取り組みを行っています。
(1)担い手のニーズに応えるための態勢
JAバンク神奈川では、地域の農業者の資金ニーズに応え、関係を強化していくための態勢を構築しております。
JAでは、本支店の農業融資担当者が営農・経済部門と連携し、農業融資に関する相談・提案活動を実施しています。JAバンク神奈川には、JAバンク独自の農業融資資格制度「JAバンク農業金融プランナー」の有資格者が851名(令和8年3月末時点)在籍しています。
また、県内12JAの本店にはそれぞれ「担い手金融リーダー」が設置され、支店の活動をサポートしています。
JA神奈川県信連では、JAにおける農業融資機能の強化に向けた取り組みをサポート(農業者からの相談のバックアップ、JAとの協調融資など)しています。
JA神奈川県信連では、JAにおける農業融資機能の強化に向けた取り組みをサポート(農業者からの相談のバックアップ、JAとの協調融資など)しています。
(2)農業融資商品の適切な提供・開発
JAバンク神奈川は、各種プロパー農業資金を提供するとともに、日本政策金融公庫資金の取扱い等を通じて、農業者の多様なニーズに合わせた農業経営のサポートを行っています。
令和8年3月末時点のJAバンク神奈川の農業資金(注1)取扱残高は16,524百万円、日本政策金融公庫等の受託貸付金(注2)取扱残高は2,739百万円となっております。
令和8年3月末時点のJAバンク神奈川の農業資金(注1)取扱残高は16,524百万円、日本政策金融公庫等の受託貸付金(注2)取扱残高は2,739百万円となっております。
- (注1)農業資金とは、農業者および農業関連団体等に対する貸出金であり、農業生産・農業経営に必要な資金や、農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。
- (注2)JAバンク神奈川が農業者の窓口となり、日本政策金融公庫などの貸付金の受託取扱いを行っています。受託貸付金残高には、JA転貸分を含みます。
【営農類型別農業資金残高】(単位:百万円)

- 「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サービス業、農業所得が従となる農業者等が含まれています。
- 「農業関連団体等」には、JAや全農とその子会社等が含まれています。なお、本残高には、信用事業を行う系統団体に対する日銀成長基盤強化資金等の制度資金の原資資金が含まれています。
- 表示単位未満まで計算後に端数を切り捨てているため、合計と内訳の計は一致しません。
【資金種類別農業資金残高】(単位:百万円)

- プロパー資金とは、JAバンク原資の資金を融資しているもののうち、農業制度資金以外のものをいいます。
なお、プロパー資金には、信用事業を行う系統団体に対する日銀成長基盤強化資金等の原資資金が含まれています。 - 農業制度資金には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公共団体等が利子補給等を行うことでJAバンク神奈川が低利で融資するもの、③日本政策金融公庫等が融資するものがあり、ここでは①③の転貸資金と②を対象としています。
- その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減支援資金などが該当します。
- 表示単位未満まで計算後に端数を切り捨てているため、合計と内訳の計は一致しません。
【農業資金の受託貸付金残高】(単位:百万円)

- 表示単位未満まで計算後に端数を切り捨てているため、合計と内訳の計は一致しません。
【新規就農者をサポートする資金の取扱い実績】(単位:百万円)

(3)災害等の被害を受けた方・生産資材高騰等への支援資金
JAバンク神奈川では、台風等の自然災害や物価高騰により経営に被害を受けた農業者を支援するため、災害救済資金の創設や、個別融資先の経営状況に応じた返済条件の緩和等に対応しました。
【令和7年度災害救済資金の取扱い実績】(単位:件、百万円)

(4)「農業所得増大・地域活性化応援プログラム」の展開
JAバンク神奈川では、スマート農業を導入する農業者や、熱中症対策として空調服を導入する農業者など、条件を満たす場合に一定額まで費用助成する「農業所得増大・地域活性化応援プログラム」を展開しています。県統一施策として9つの助成事業を行うほか、各JAがそれぞれの特色や地域の課題に合わせた取り組みを行っています。
(5)「アグリコンサルティング」の展開
農業経営に関する悩みに寄り添う取り組みとして、ヒアリングや各種分析を通じて経営状況や課題等の「見える化」を行い、課題解決策を提案する「アグリコンサルティング」を展開しています。
県内JAの信用部門・営農部門と連携し、令和7年度は12JAで15先、JA神奈川県信連で2先実施しました。
(6)商談会・ビジネスマッチングを通じた農業者の販路拡大支援
JAバンク神奈川では、農業の事業力・収益力強化のため、商談会・ビジネスマッチングによる販路拡大支援に取り組んでいます。
【令和7年度 商談会開催状況】

【令和7年度 ビジネスマッチング開催状況】

2 地域の情報集積を活用した持続可能な地域育成への貢献
JAバンク神奈川では、地域社会へ貢献するため、次の取り組みを行っています。
(1)JAバンク食農教育応援事業の展開
JAバンク神奈川では、農業および地域社会へ貢献するため、県内の子どもたちに補助教材を贈る「教材本贈呈事業」を実施しています。
令和7年度の「教材本贈呈事業」では、県内の全小学5年生(約900校、約7万4千人)に対して補助教材「農業とわたしたちのくらし」を贈呈しました。
さらに、平成24年度より特別支援校や特別支援学級の子どもたち向けに「特別支援教育版」も作成しております。これらの補助教材は、食農、環境、金融・経済を学ぶことができる内容となっております。
令和7年度の「教材本贈呈事業」では、県内の全小学5年生(約900校、約7万4千人)に対して補助教材「農業とわたしたちのくらし」を贈呈しました。
さらに、平成24年度より特別支援校や特別支援学級の子どもたち向けに「特別支援教育版」も作成しております。これらの補助教材は、食農、環境、金融・経済を学ぶことができる内容となっております。
(2)未来の担い手応援事業の展開
「農業所得増大・地域活性化応援プログラム」の助成事業の1つとして、神奈川県内の農業高校および農業アカデミーの学生が行う研究等に必要となる費用を助成しています。
また、「神奈川県学校農業クラブ連盟 プロジェクト・意見発表会」において副賞を授与し、農業高校の学生の皆さんを応援しています。
また、「神奈川県学校農業クラブ連盟 プロジェクト・意見発表会」において副賞を授与し、農業高校の学生の皆さんを応援しています。
(3)金融教育出前授業
JAバンク神奈川では、次世代の金融リテラシー向上の取り組みとして金融教育を行っています。令和7年度は県立高校や市立小学校で授業を行いました。授業は、地域農業振興と信用事業を関連付けたJAバンクならではの内容としています。
(4)フードドライブの実施、食品仕分け作業への参加
JA神奈川県信連では神奈川県が抱える貧困や食品ロス削減の課題解決に向け、家庭で余った食品を持ち寄るフードドライブを実施し、「フードバンクかながわ」へ寄贈しています。
また、同団体での食品仕分け作業にも参加し、集まった食品の点検や梱包を通じて地域福祉の支援を実践しています。
また、同団体での食品仕分け作業にも参加し、集まった食品の点検や梱包を通じて地域福祉の支援を実践しています。
(5)森林保全活動
JA神奈川県信連では農業用水の安定供給に欠かせない森林保全のため、「かながわトラストみどり財団」が主催する森林づくり活動に参加し、植栽や除伐等を通じて神奈川県の緑を守る活動を実践しています。
さらに、県内の協同組合組織である「神奈川県森林組合連合会」をはじめとする4者間で連携協定を締結し、地域の豊かな「緑」と「水」の環境保全に向けた取り組みに貢献しています。
さらに、県内の協同組合組織である「神奈川県森林組合連合会」をはじめとする4者間で連携協定を締結し、地域の豊かな「緑」と「水」の環境保全に向けた取り組みに貢献しています。